04-03 Colabのテキストセルに関する補足:Markdown,LaTeX記法
Markdown¶
見出し¶
小見出し¶
#
を重ねることで見出し,小見出しを作成できる.行頭で使う.
(番号なし)リスト¶
*
, -
, +
でリストを表現できる.
- 要素1
- 要素2
- 要素3
番号ありリスト¶
数字.
で番号ありリストを作れる.番号は自動で振られる.
- 要素1
- 要素2
- 要素3
リンク¶
[表示](URL)
でリンクを表現できる.
コードとコードブロック¶
すでに利用しているが, バッククォートで囲むとコードを表現する. またバッククォートを3つ重ねて複数行を囲むとコードブロックが表現できる. 特定の言語のコードブロックの場合は最初の3連バッククォートのあとに言語名を記述する(対応している言語の場合はシンタックスハイライトが利用できる).
code
import math
import math
Markdownでは以下のよう記述している.
# 見出し
## 小見出し
`#`を重ねることで見出し,小見出しを作成できる.行頭で使う.
### (番号なし)リスト
`*`, `-`, `+`でリストを表現できる.
* 要素1
* 要素2
* 要素3
### 番号ありリスト
`数字.`で番号ありリストを作れる.番号は自動で振られる.
1. 要素1
1. 要素2
1. 要素3
### リンク
`[表示](URL)`でリンクを表現できる.
[演習用Webページ](https://koji.noshita.net/page/compbio/)
### コードとコードブロック
すでに利用しているが,
バッククォートで囲むとコードを表現する.
またバッククォートを3つ重ねて複数行を囲むとコードブロックが表現できる.
特定の言語のコードブロックの場合は最初の3連バッククォートのあとに言語名を記述する(対応している言語の場合はシンタックスハイライトが利用できる).
`code`
```
import math
```
```python
import math
```
LaTeX記法¶
を使った数式の表示(1)¶
インライン数式とディスプレイ数式¶
インライン数式は文章中に数式を埋め込む.例えば,な感じ. ディスプレイ数式は式を新しい行にして(デフォルトでは中央揃えで)表示する:
という感じ.
基本的な演算子¶
和 (+
)や差 (-
)の記号はそのまま.
ドット積 • (\cdot
),クロス積 × (\times
)はこのあたりを使うと良い.
分数¶
\frac{分子}{分母}
インラインだと,高さが調整される.こんな 感じ.
添字¶
上付き添字 ^
,下付き添字 _
で文字・数字が複数の場合は{}
で囲む必要がある.
フォントの装飾¶
いろいろな種類があるが,数式での利用は以下のものがおすすめ. デフォルトでは数式中のアルファベットはイタリックで,数字は立体で表示される.
- 太字:
\mathbf{A}
- イタリック:
\mathit{1}
- 立体:
\mathrm{x}
通常の表示と比べてみよう.
# $\LaTeX$を使った数式の表示(1)
## インライン数式とディスプレイ数式
インライン数式は文章中に数式を埋め込む.例えば,$f(x) = a x$な感じ.
ディスプレイ数式は式を新しい行にして(デフォルトでは中央揃えで)表示する:
$$ f(x) = a x $$
という感じ.
## 基本的な演算子
和 $+$ (`+`)や差 $-$(`-`)の記号はそのまま.
ドット積 $\cdot$ (`\cdot`),クロス積 $\times$ (`\times`)はこのあたりを使うと良い.
## 分数
`\frac{分子}{分母}`
$$
x = \frac{分子}{分母}
$$
インラインだと,高さが調整される.こんな $x = \frac{分子}{分母}$ 感じ.
## 添字
上付き添字 `^` ,下付き添字 `_`で文字・数字が複数の場合は`{}`で囲む必要がある.
$$
x(t) = x_0 e^{a t}
$$
## フォントの装飾
いろいろな種類があるが,数式での利用は以下のものがおすすめ.
デフォルトでは数式中のアルファベットはイタリックで,数字は立体で表示される.
* 太字:`\mathbf{A}` $\mathbf{A}$
* イタリック: `\mathit{1}` $\mathit{1}$
* 立体:`\mathrm{x}` $\mathrm{x}$
通常の表示と比べてみよう.
を使った数式の表示(2)¶
ギリシャ文字¶
\名前
になっている.大文字は最初のアルファベットが大文字.
やなど.
改行¶
\\
のようにバックスラッシュを2つ重ねる.
ドット,三点リーダ¶
ドット積でも使ったが,\cdot
で中黒を表示できる.
また三点リーダが各方向に対して使える.
- 水平
\cdots
- 垂直
\vdots
- 斜め
\ddots
また,水平方向の三点リーダの底面バージョンは\ldots
で表現できる.
イタリックにしない関数¶
名前のついている関数など慣例でイタリックにはしないものは,予めコマンドが用意されていたりする. 例えば,三角関数
, 指数関数
など.
数式を(等号などで)揃える¶
揃えたい位置に&
を配置する(例.&=
).
align
環境で使える.数式をきれいに揃えたいときに試してみよう.
# $\LaTeX$を使った数式の表示(2)
## ギリシャ文字
`\名前`になっている.大文字は最初のアルファベットが大文字.
$\alpha, \beta, \gamma, \cdots$や$\Delta, \Phi$など.
## 改行
`\\`のようにバックスラッシュを2つ重ねる.
$$
f(x) = x^2 \\
g(x) = x^2 + 2 x + 1
$$
## ドット,三点リーダ
ドット積でも使ったが,`\cdot`で中黒を表示できる.
また三点リーダが各方向に対して使える.
* 水平 `\cdots` $\cdots$
* 垂直 `\vdots` $\vdots$
* 斜め `\ddots` $\ddots$
また,水平方向の三点リーダの底面バージョン$\ldots$は`\ldots`で表現できる.
## イタリックにしない関数
名前のついている関数など慣例でイタリックにはしないものは,予めコマンドが用意されていたりする.
例えば,三角関数
$$
f(\theta) = \sin(\theta) \\
g(\theta) = \cos(\theta) \\
h(\theta) = \tan(\theta) \\
$$
, 指数関数
$$
x(t) = x_0 \exp(a t)
$$
など.
## 数式を(等号などで)揃える
揃えたい位置に`&`を配置する(例.`&=`).
`align`環境で使える.数式をきれいに揃えたいときに試してみよう.
$$
\begin{align}
\bar{X} + n_{t+1} &= f\left(\bar{X}+n_t\right)\\
&= f\left(\bar{X}\right) + \frac{df}{dX}n_t + \frac{1}{2}\frac{d^2f}{dX^2}n_t^2+ \cdots
\end{align}
$$
を使った数式の表示(3)¶
括弧の大きさを自動で調整する¶
単純に()
で囲んだだけだと,縦方向が不揃いになることがある.
\left( ... \right)
とすることで,高さが自動で調整される.他の種類の括弧([]
, ||
, \{\}
)にも使える.
ベクトル・行列¶
いくつか種類があるがここではpmatrix
を使う方法を紹介する.
\LaTeX では\begin{名前} ... \end{名前}
で,様々な装飾や効果を指定できる.
ベクトルや行列を表示したいときは\begin{pmatrix} ... \end{pmatrix}
で囲む.
また,各行や列の整列は&
,\\
を使う.
ベクトルの例¶
行列の例¶
# $\LaTeX$を使った数式の表示(3)
## 括弧の大きさを自動で調整する
単純に`()`で囲んだだけだと,縦方向が不揃いになることがある.
$$
\frac{dx}{dt} = r (1-\frac{x}{K})x
$$
`\left( ... \right)`とすることで,高さが自動で調整される.他の種類の括弧(`[]`, `||`, `\{\}`)にも使える.
$$
\frac{dx}{dt} = r \left(1-\frac{x}{K}\right)x
$$
## ベクトル・行列
いくつか種類があるがここでは`pmatrix`を使う方法を紹介する.
\LaTeX では`\begin{名前} ... \end{名前}`で,様々な装飾や効果を指定できる.
ベクトルや行列を表示したいときは`\begin{pmatrix} ... \end{pmatrix}`で囲む.
また,各行や列の整列は`&`,`\\`を使う.
### ベクトルの例
$$
\mathbf{x} = \begin{pmatrix}
x_1\\
x_2\\
x_3
\end{pmatrix}
$$
### 行列の例
$$
\mathbf{A} = \begin{pmatrix}
a_{11} & a_{12} & \cdots & a_{1n} \\
a_{21} & a_{22} & \cdots & a_{2n} \\
\vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\
a_{m1} & a_{m2} & \cdots & a_{mn}
\end{pmatrix}
$$